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2006年6月27日 (火)

大型犬のこと

かつて児童福祉施設で指導員をしていた頃のことです。

子どもたちの外遊びの時間、

施設脇の小道を散歩されているご婦人と大型のワンちゃんを、しばしば目にしました。

たいていワンちゃんは立ち止まり、鼻先を柵のところから差し込んで

子どもたちを見つめていました。


ある日、ご婦人と柵越しに少しだけお話をしました。

私:「このワンちゃん、子ども好きみたいですね」

婦:「そうなのよ、大好きで、子どもを見かけると喜び過ぎちゃってねぇ、逆に怖がられちゃうの。」

前足を柵にかけ、口を開けて舌をぺろりと出し、

しっぽはブルンブルンと千切れるほど振っている。

・・・嬉しいのね(*^_^*)・・・


さて、子どもたちは・・・私の後ろに隠れながら犬をのぞき見ている。

怖いワンちゃんではなさそう・・・ちょっと近づいてみようか・・・

とは、思うらしい・・・しかーし・・・


・・・顔がこわい・・・


そうです。このワンちゃん、性格は良さそうだけど・・・ハスキー犬なのです。

精一杯笑っているその顔・・・子どもたちには・・・

「赤ずきんを食べようと大口を開けているオオカミ」に見えちゃうんですね(^_^;)。


結局子どもたちは大声をあげて逃げていってしまい、

寂しそうにワンちゃんとご婦人も去っていきました。



ある日のこと、私が脇の小道をほうきで掃いていると、

例のご婦人とワンちゃんがやってきました。

ちなみに私はムクムクしたハスキー犬がとても好きです。

なので、

「わーい、おいでー!」ってしゃがんで手を広げたら、

ワンちゃんは喜び、走って私の元に・・・

ワォーン!

そして前足を私の肩にトンっっ!!


しかしやはり大型犬、トンっ、ではなく ”ドォーン!!!”

私はそのまま道にひっくり返ってしまいました。

ベロンベロン顔をなめられながら・・・

「やっぱりこれはオオカミに襲われているように見えるだろうな・・・」

と思った次第でした。



今でもやっぱりハスキー犬が好きです。

たまに近所で遭遇すると、じぃっと見つめて、ラブラブ光線を送ってしまいます。

ワンコは?って顔をしていますが・・・

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2006年6月24日 (土)

美輪 明宏さんの音楽会 愛

ついに・・・美輪さんのコンサート・・・行ってきました。

はぁ・・・すばらしかった・・・美しかった・・・

テレビで拝見するよりも、小柄な方です。

でも、その存在感の大きさは・・・言うまでもありません。

私は前から22列目でしたから、

視力2.0をもってしてもハッキリとお顔までは見えなかったとはいえ・・・

全身から美しさが滲み出ていました・・・ほんとうに・・・

美輪さま曰く、絶世の美人なんて、妬まれたり、いろいろ大変な人生なのですと・・・

クレオパトラ、楊貴妃、小野小町しかり・・・

”まぁ、見られないこともない”・・・くらいが丁度良いのですと・・・

「だから、会場のみなさまは良かったですねぇ」(^_^;)・・・とのこと。

うぅぅぅん?そっそうかな???

でも、人並みはずれた美貌の持ち主の美輪さんに言われると・・・・

そっっ、そうよね・・・。


こんな楽しいお話を差し挟みながら、

古き良き日のシャンソンを中心に歌ってくださいました。

私の大好きな「ラストダンスは私と」「ミロール」そして「群衆」も歌ってくださいました。

(いまや私、すっかりシャンソン好きになってしまったのですよ♪)

前半はキラキラと燦めく黒いドレスに黒いショートヘア。

後半はピンクっぽい白の、やはり光沢のあるドレス。

うっとり・・・(*^_^*)



そしてラストは「愛の讃歌」

美輪さんが訳詞を語ってくださっている時から、

どういう訳か、サラサラと涙が出てきちゃいました。

愛の讃歌という歌が、特別好きというわけではなかったのです・・・なのに涙・・・

泣くと顔が真っ赤になるから、泣きたくないのに・・・涙・・・

本当にサラサラと、溢れてきてしまいました。

また、美輪さんが私たちにとても強いエネルギーを送ってくださっているのを感じました。

すごくあたたかな何か、を感じたのです。

それはまるでハロゲンヒーターの熱のよう。

じーんわりと、不思議な感じ。



はぁ・・・無理してでもチケットを取って本当に良かった。

忙しくてブログの更新もできなかった6月でしたが、

すっかり癒され、パワー倍増!!!

幸せなひとときでした(*^ー^*)

美輪さんレポートは他に美輪明宏さん 音楽会 2006

と、美輪明宏さんの音楽会 2007がありま~す

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2006年6月 9日 (金)

ペットショップのオウムのこと

高校2年生の冬休み、私は近所のペットショップでアルバイトをしました。

店の半分には熱帯魚の水槽が並び、

もう半分に小鳥やハムスターなどの小動物たちが陳列されている

小さな個人商店でした。

私の仕事は、小鳥たちの世話でした。

籠の掃除をし、エサや水を替える・・・。

家の小鳥たちの世話をしてもいましたので、慣れたものでした。



しかーし・・・

そこのペットショップには、籠入りではなく、

金属の止まり木につながれているだけの状態の鳥たちがいました。

まず、看板娘?のベニコンゴウインコ。大きいです。すごーく。

さらに、緑色のインコ(名前はわかりません。ボウシインコだとは思います)

そして・・・キバタン・・・黄色い冠羽のある、白い羽の、大きなオウムです。

いわずと知れたことですが、この鳥さんたちは賢いです。ひっじょーに。



アルバイト初日、キバタンと目があいました・・・

・・・ちと、こわいかも、クチバシ、大きいもん・・・

っと私が思ったその瞬間、勝負あり・・・

キバタンの、新米バイトいじめが始まりました。


私がひまわりの種を止まり木の端についた入れ物に入れると

足やクチバシでひっくり返す!!!

水を入れてあげても、同じ・・・

私がむっっ!とすると、冠羽を広げ、大声を出して威嚇!!!

むむむむむ!!!

「いーもんねー、そーんなことするなら、もうエサあげないもーん!」

と私が背を向けたら・・・

「エーンエンエン、エーンエンエン!!!」

と、子どもの泣き声・・・

そうです、ヤツは物真似大得意の、オウム・・・

事務をしていた奥さんが出てきます。

「あらあら、どうしたの、あー、エサがまだなのね。ハイハイ」

キバタンときたら、奥さんの肩によじのぼり、髪の毛にじゃれて

甘えまくり・・・


うぐぐぐ・・・(-”-;)!!!

ふーんだ!ふーんだ!!ふーんだ!!!



でも、いじめられ傷心の私をやさーしく癒してくれた小鳥もいました。

オカメインコちゃん♪

おそらく初めはヒナとして売られていたのが、

売れ残って大きくなってしまったのだと思うのですが、

小鳥好きの奥さんに可愛がられていて、とにかく、人間大好き♪

私が世話をするのを、いっつも待っていてくれて、

籠に手をいれると大喜びでじゃれてくる。

・・・ねぇねぇ、撫でて、撫でて♪・・・

そんな感じ。ほーんと、見た目も性格もラブリ~でした。



オカメインコちゃんに支えられる中、来る日も来る日も、

エサを入れる、ひっくりかえす、無視する、泣く、水を替える、

ひっくりかえす、むっとする、わめく・・・

バイトvsキバタンのバトルは繰り返されました。



やがて私は仕事に慣れ、キバタンの威嚇にも動じなくなり、

キバタンの方も新米いじめに飽きました。

けして仲良しにはなれなかったものの、

お互いどうにか歩み寄り、

はた迷惑な騒ぎを起こさずに淡々とコミュニケーションをできるようになった頃、

高校2年生の冬休みは終わったのでした。

P.S.上野公園のキバタンについてはこちらをご覧ください。

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2006年6月 8日 (木)

九官鳥のこと

九官鳥のキュウちゃんはもともと従兄弟の愛鳥でした。


従兄弟が陶芸の修行に出ることになり、

キュウちゃんと暮らすことはできなくなってしまいました。

キュウちゃんは寂しさから黒く光っていた羽の艶がなくなり、伯母の手を強く突くようになってしまいました。

困惑した伯母はキュウちゃんを私の母へ託しました。

私と姉が小学生の時でした。



Welcome キュウちゃん!!!

キュウちゃんの籠は玄関に置いていたので、

暇さえあれば、家族は皆、キュウちゃんに話しかけました。

なにしろ、我が家で唯一「おしゃべりする鳥」だったのです。

うぐいすの鳴き真似も大得意。

道行く人から

「あら、ウグイスを飼っているのね」と

しばしば声をかけられました。

こんにちは、おはよう、もしもし・・・などなど、いろいろ覚えていました。

そしてその声は「従兄弟の声」です。

私も姉も、その従兄弟のことが大好きでしたので、

いっそう、キュウちゃんに愛しさを感じたものです。



ある夏の日、昼寝をしていたら、玄関から

「ごめんくださーい」の声。

独特な抑揚のある、近所の酒屋さんの声です。

「はーい!!!」と玄関に出ると、

誰もいません・・・

はて・・・夢だったかな・・・

こんなことを私と母と姉とがみな経験して・・・

うぬぬ・・・キュウちゃんだ・・・・。

それからというもの、

本当に酒屋さんが来ているのに、

みんななかなか応対に出ない・・・なんてことも・・・(^_^;)しばしば・・・でした。



キュウちゃんの好物はチーズでした。

プロセスチーズをキューブ状に切ってあげると喜んで食べていました。

でも、スライスチーズは嫌いでした。

スライスチーズを切ってあげると、口にくわえて

ポイっと投げ捨ててしまう、口贅沢な鳥でもありました。



いつしか我家にかかせない大切な一員となり、

数年間をともに楽しく暮らしました。

ちょっと頑固で、そして寂しがり屋なおじいちゃん・・・

そんな感じの鳥でした。



P.S.ちなみに従兄弟はいくつかの賞を頂き、無事陶芸家として暮らしています。

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